??が作り出した「野生生物の?庫」
朝鮮半島の非武?地?(DMZ)
8月中旬、米大統領のトランプと北朝鮮?局が、「すわ??か」と思えるほど過激な言葉を交わしていたころ。朝鮮半島の非武?地?(DMZ)に接する韓??坡州市の?き肉店で、「DMZ生態?究所」のメンバ?たちが定期調査を終え、陽?にパ?ティ?を開いていた。
「今日の調査では池でタガメを見つけた。一?に行った高校生は、とても珍しいカエルも?察できた。絶滅危?種に出あった日は、こんなふうに、いつも?き肉パ?ティ?を開くんですよ」。?究所代表のキム?スンホ(56)が?明してくれた。

- DMZ近くの池で見つかったタガメ(DMZ生態?究所提供)
韓?環境省の報告書には、こんなデ?タが記されている。「DMZ一?は?土面積の1.6%にすぎないが、半島で確認された生物の20%が棲んでいる。絶滅危?種だけをみれば全?の約4割、なかでも鳥類は約7割に達する」。ジャコウジカ、クロツラヘラサギ、カエルの一種など、絶滅危?の91種の生息がDMZ一?で確認されている。
DMZ一?は、兵士や地雷原といった「壁」に行く手を阻まれ、60年以上も人が自由に足を踏み入れることができない場所だ。そのため、ここには多くの希少生物が棲んでいる。??が生み出した「野生生物の?庫」といえる。

- DMZに近い田んぼで羽を休める渡り鳥(朝日新聞)
DMZの生態系というと、見た目が華麗なツルなどが注目されがちだが、キムをはじめとした?究所のメンバ?たちは現在、水棲生物の調査に力を入れている。DMZ一?は農地が現代式に開?されなかったため、自然の池が多く?っており、昔ながらの多?な生態系を保っているという。
キムは言う。「アジアの他の??ではあまり見られなくなった生物も、ここにはたくさんいる。特に水棲生物は目に見えにくいので、まだまだ?見できていない生物はたくさんいるはずです」

- DMZ一?には手つかずの自然が?っている(DMZ生態?究所提供)
ただ、そんな生物の?庫にも、外?の植物が入ってきているのだという。例えば、もみじの木でも、在?種ではなく、北米産の種を調査で見かけることが多くなった。DMZ一?に訓練で入った米軍兵士の靴や車?のタイヤについた土などに、種が混じっていた可能性がある。
キム自身は、1990年代に坡州市で?き始めてからDMZの自然の豊かさに?づき、2000年に?究所をつくった。軍から特別に通行?を受け取り、ほぼ週に1回、DMZ一?の調査に入り、動植物のデ?タを集め?けている。一?に調査にあたる人たちは、?門の?究者ではなく、一般の市民たちだ。

- DMZ生態?究所所長のキム?スンホ
キムの父親は北朝鮮に故?を持つ「失?民」だ。朝鮮??で韓?側に逃げて?てそのまま住むようになり、韓?で一生を終えた。DMZという壁の向こう側の北朝鮮には、おじやおばが今も住んでいる。「個人的にみれば、DMZという存在は他人事ではない。私の家族史なのです」とキムは語る。
DMZとは冷?時代の名?だ。そして冷?が終わった後も、??のパワ?ゲ?ムの結果として維持されているものでもある。「今も??が起きるかもしれないという緊張?態にありますが、生き物たちの姿はまったく?わりません。DMZは??の結果として作り出されたものですが、ここよりも?件のいい『自然保護?域』は世界のどこにもないといえる。逆?的ですけれど……」

- フェンスの向こう側はDMZ。警備は?重だ(神谷毅撮影)
??でできたDMZという「壁」が、長い時間をへて野生生物の?庫をつくり出した皮肉。?絶の時間のなかで、生命が持?するという矛盾。
キムは、そんな構?を頭に描きながら、誰も足を踏み入れたことのないDMZの豊かな自然を目の前にするたび、こんな思いにかられるのだと語ってくれた。
「悲しいけれど美しく、美しいけれど悲しいのです」
(GLOBE副編集長 神谷毅)
(敬?略)
http://globe.asahi.com/feature/side/2017101100004.html
TOP
??が作り出した「野生生物の?庫」
朝鮮半島の非武?地?(DMZ)
8月中旬、米大統領のトランプと北朝鮮?局が、「すわ??か」と思えるほど過激な言葉を交わしていたころ。朝鮮半島の非武?地?(DMZ)に接する韓??坡州市の?き肉店で、「DMZ生態?究所」のメンバ?たちが定期調査を終え、陽?にパ?ティ?を開いていた。
「今日の調査では池でタガメを見つけた。一?に行った高校生は、とても珍しいカエルも?察できた。絶滅危?種に出あった日は、こんなふうに、いつも?き肉パ?ティ?を開くんですよ」。?究所代表のキム?スンホ(56)が?明してくれた。
韓?環境省の報告書には、こんなデ?タが記されている。「DMZ一?は?土面積の1.6%にすぎないが、半島で確認された生物の20%が棲んでいる。絶滅危?種だけをみれば全?の約4割、なかでも鳥類は約7割に達する」。ジャコウジカ、クロツラヘラサギ、カエルの一種など、絶滅危?の91種の生息がDMZ一?で確認されている。
DMZ一?は、兵士や地雷原といった「壁」に行く手を阻まれ、60年以上も人が自由に足を踏み入れることができない場所だ。そのため、ここには多くの希少生物が棲んでいる。??が生み出した「野生生物の?庫」といえる。
DMZの生態系というと、見た目が華麗なツルなどが注目されがちだが、キムをはじめとした?究所のメンバ?たちは現在、水棲生物の調査に力を入れている。DMZ一?は農地が現代式に開?されなかったため、自然の池が多く?っており、昔ながらの多?な生態系を保っているという。
キムは言う。「アジアの他の??ではあまり見られなくなった生物も、ここにはたくさんいる。特に水棲生物は目に見えにくいので、まだまだ?見できていない生物はたくさんいるはずです」
ただ、そんな生物の?庫にも、外?の植物が入ってきているのだという。例えば、もみじの木でも、在?種ではなく、北米産の種を調査で見かけることが多くなった。DMZ一?に訓練で入った米軍兵士の靴や車?のタイヤについた土などに、種が混じっていた可能性がある。
キム自身は、1990年代に坡州市で?き始めてからDMZの自然の豊かさに?づき、2000年に?究所をつくった。軍から特別に通行?を受け取り、ほぼ週に1回、DMZ一?の調査に入り、動植物のデ?タを集め?けている。一?に調査にあたる人たちは、?門の?究者ではなく、一般の市民たちだ。
キムの父親は北朝鮮に故?を持つ「失?民」だ。朝鮮??で韓?側に逃げて?てそのまま住むようになり、韓?で一生を終えた。DMZという壁の向こう側の北朝鮮には、おじやおばが今も住んでいる。「個人的にみれば、DMZという存在は他人事ではない。私の家族史なのです」とキムは語る。
DMZとは冷?時代の名?だ。そして冷?が終わった後も、??のパワ?ゲ?ムの結果として維持されているものでもある。「今も??が起きるかもしれないという緊張?態にありますが、生き物たちの姿はまったく?わりません。DMZは??の結果として作り出されたものですが、ここよりも?件のいい『自然保護?域』は世界のどこにもないといえる。逆?的ですけれど……」
??でできたDMZという「壁」が、長い時間をへて野生生物の?庫をつくり出した皮肉。?絶の時間のなかで、生命が持?するという矛盾。
キムは、そんな構?を頭に描きながら、誰も足を踏み入れたことのないDMZの豊かな自然を目の前にするたび、こんな思いにかられるのだと語ってくれた。
「悲しいけれど美しく、美しいけれど悲しいのです」
(GLOBE副編集長 神谷毅)
(敬?略)